第1回江ノ島スナイプ レースレポート

(文責:安ヵ川)

5月28(土)、29日(日)に江の島沖A海面で2011年第1回江ノ島スナイプが開催されました。
 日本列島に接近した台風2号の影響で、2日間共に雨天の中、5月末とは思えない肌寒い天気でした。風は北〜北東で強弱・フレ共にとても複雑で難しいコンディションでしたが、宇多レース委員長の下、ボランティアスタッフの素晴らしい運営のおかげで、初日3R、2日目2Rを実施することができました。今回は同日に広島でセールヒロシマが開催されていたため、一部の社会人選手は不在でしたが、江ノ島で学生の春インカレ代替レースが開催されていたため、学生の参加者が多く、51艇が集まったレースになりました。

 SCIRAルールに則り、上下コース(上オフセットあり)で全てのレースが行われました。初日は最大で20ノット、平均で10~15ノットのほぼ真北の風でした。レース海面では大小のシフトが混在し、ブローの強弱も大きく複雑なコンディションでした。そんな運営・選手泣かせのコンディションの中、はるばる近畿・北陸水域から遠征している同志社大学の西村・平田ペアが暫定首位に立ちました。西村組は昨年の全日本スナイプで学生トップの7位入賞、5月14・15日に和歌山で開催されたスナイプJrワールド選考では優勝し、今学生ではもっとも波に乗っている選手です。
2日目は初日よりも少し風は落ち、5~10ノットの北東の風の中2Rが行われました。また初日以上に風の振れや強弱が激しく難しいコンディションでした。2日目もよく走ったのは初日首位の西村組。今大会で唯一全レースシングルフィニッシュを果たし、圧倒的大差で優勝です。また初日から順位を上げたのが、高木・大田ペア(明海大学)。明海大学ヨット部のコーチを務めるプロコーチの高木克也選手が教え子をクルーに乗せ、2位に入賞しました。2点差の3位には早稲田大学の横田・井坂ペア、同点の4位に関東学院大学ヨット部監督の井上・河合ペアが入りました。

今回の成績表を見ても、スナイプは若い学生から50歳以上のベテラン選手まで、とても幅広い年代層が活躍しています。毎回、豪華景品なども用意がありますので、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。
次回第2回江ノ島スナイプは6月18日(土)・19日(日)に開催です。詳細は関東スナイプ協会のホームページをご覧ください。



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